※「何kg」という数字は紙の厚さ（重さ）を表します。値が大きいほど厚く重い紙です。

4種類を常備しています。再生紙もご用意できます。
「一般紙」と呼ばれる上質紙、コート紙、マット紙（いずれも再生紙あり）と、書籍用紙の4種類があり、章の区切りによく使われる色上質も5色常備しています。

※店頭では、実際の使用例も併せて各種サンプルをご覧いただけます。札幌近郊のお客様はご訪問も可能です。

表紙にどんな紙を使うかで、本の印象は大きく違ってきます。コスト面でも、本のサイズごとに経済的に使いやすい紙とそうでない紙とがあり、何を選ぶかで費用が大きく違ってきます。
「プレミアムペーパー」、「カラー上質紙」、「スタンダードペーパー」の3つに大別してご紹介します。

プレミアムペーパー［7種・42色］黒1色または特色〜2色印刷向き

※ここにご紹介するプレミアムペーパーは、そのほんの一部です。多種多様な銘柄があり、価格も異なるため、詳しくはご相談ください。
※B6サイズ用はオンデマンド限定です。

本文が黒1色の場合、表紙にはプレミアムペーパーをよく組み合わせます。色合いや模様・質感が特徴的で品のある用紙の中から、コスト的に各サイズに適した7種類の用紙を選びました。
どれも表面に微細な凹凸やザラツキがあり、広いベタやアミは印刷ムラが生じやすいため、データ作成の際はご注意ください。

■レザック66［A4／A5／（B6）用］6色限定・ハードで重厚な印象

重厚なレザー（牛革）のような不規則な凹凸模様が特徴です。信頼性が求められる学術系の論文や紀要類、官庁・学校等の印刷物には特に頻繁に用いられます。
40色以上ありますが、Ａ4冊子の表紙に使う場合、右の6色以外は原紙サイズの関係で割高になります。

〈厚さ：175kg・215kg〉

■マーメイド［A4／A5／（B6）用］8色・ソフトな印象（レザック66と同価格で使えます）

さざ波のような細かい凹凸があり、「レザック66」とは逆の柔和な表情を持っています。水彩画を描く方にはなじみ深い紙です。
70色以上あり、右の8色以外にも、9色がレザック66と同額で使えます。

〈厚さ：153kg〉

■ガイアＡ［B5用］6色限定・ナチュラルな印象

微細なしま模様のあるナチュラルなテクスチャーが特徴で、名前の通りアースカラー系の色が揃っています。
16色のうち右の6色がＢ5冊子用として割安で使えます。

〈厚さ：130kg〉

■Ａプラン［A4／B5／（B6）用］4色限定・ナチュラルな印象・安価

淡いパステルトーンのラフペーパーです。Ａ4冊子にもＢ5冊子にも低コストで使える貴重な用紙です。地色が絵柄を邪魔しないため、カラー印刷用紙としてもお奨めです。

〈厚さ：135kg〉

■モデラトーンGA［A4／A5／（B6）用］3色限定・ソフトな印象

「マーメイド」のさざ波模様をこまかくしたようなテクスチャーペーパーです。白系3色限定ですが、特にエキストラホワイトは表紙用紙の中でトップクラスの白さです。

〈厚さ：135kg・160kg〉

■シャレードＳＴ［A5／（B6）用］7色・モダンな印象

斜めのストライプが個性的な用紙です。ちょっとモダンで文字通り「オシャレ」な表紙を演出できます。右の7色以外にも、アースカラー系の4色（シャレードＲＥ）が割増代なしで使えます。

〈厚さ：160kg〉

■ミューズコットン［A5／（B6）用］8色・和風な印象

和紙を想わせる「すの目模様」が特徴で、色も和名で130色以上が揃います。句集、歌集、文集はもちろん、郷土研究誌等にも好んで使われています。

〈厚さ：163kg〉

カラー上質紙［4色］黒1色または特色〜2色印刷向き

※176kgのみ、Ａ4冊子に適した原紙サイズがありません。常備4色以外についてはご相談ください。
※B6サイズはオンデマンド限定です。
※A5サイズはB5サイズと同額です。

銘柄名は「色（いろ）上質」といい、もっとも安価でポピュラーなカラーペーパーです。30色以上の中から4色を選んで常備しています。表紙用の厚さは3種類です。

■色（いろ）上質［A4／B5／（B6）用・4色限定］

表面が平滑なので、ベタやアミもきれいに印刷できます。
本文の章ごとの仕切り（扉）に〈66kg〉を使い、表紙と色を揃えるケースもよくあります。

〈厚さ：107kg・132kg・176kg〉

スタンダードペーパー［3種・すべて白色］特色〜カラー印刷向き

※スタンダードペーパーでは、プレミアムペーパーやカラー色上質のような冊子のサイズによる適・不適はありません。

通常の白い印刷用紙で、業界では「一般紙」と呼びます（プレミアムペーパーは「ファンシーペーパー」と言います）。表紙がカラー印刷の場合は、表面をコーティングして発色をよくしたコート紙かマット紙を使います。厚さはいずれも3種類です。
〈厚さ：135kg・180kg・220kg〉

■コート紙

発色に優れ、チラシからカタログ、画集、写真集まで、さまざまなカラー印刷物に使われています。適度な光沢があります。

■マット紙

ツヤ消し（マット）にコーティングされているため、カラー画像がコート紙よりも上品で落ち着いた感じに仕上がります。

■ミラーコート紙

鏡のような強い光沢があり、カラー画像がよく映えます。写真の印画紙に似ています。
コート紙、マット紙よりもやや割高です。… Ａ4・1冊当たりの差額：135kg＋＠5・180kg＋＠10・220kg＋＠15

※オンデマンド印刷では、トナーの乗った文字・画像部分だけがややマット調に沈んで白地の光沢部分と不釣合いになります。お奨めできません。

表紙が厚すぎると、本文が表紙に引っ張られて破損しやすくなります。
下表を参考に、本文のページ数と表紙の厚さのバランスを考慮してください。

※印はA4適合サイズの原紙がありません。あえて使う場合はかなり割高になります。